派遣OLの退屈な毎日

30歳派遣OLの日常を日記風に書きます

コンラッド東京

友達に会いたかった。特別絆が深いわけでもないし、喋る話題もない関係だけど、同じ大学で同じゼミにいた友達は、私が何しても許してくれる数少ない友達だった。たまたま見たvogueかELLEかで紹介されてたコンラッド東京アフタヌーンティーに誘ってすぐにいいよと返事をくれた。


コンラッドは初めてでそこそこ綺麗だけどエントランスの照明が酷い。その後も単調な照明が続いて、五月に行ったアマン東京が素晴らしかったのを再確認した。

窓際の席に案内されて大きな窓の先に浜離宮が見える。天気が良かったから沢山の人が蠢いているのがわかる。アフタヌーンティーはハロウィンの限定で、いかにも日本人がデザインしたらしい漫画みたいなお菓子が四角いガラスのプレートの上に並ぶ。特別感想はないから、「可愛いね」とだけ友達に伝えた。ガラスのプレートは真上の空を反射して綺麗な雲が浮き出ていて、そっちの方がよっぽど魅力的だった。オレンジが基調のお菓子を二人で食べきると、四角い空が完成して私は満足した。